1.研修の目的
2008年4月1日の診療報酬改正によりリンパ浮腫指導管理料が保険適用となりました。
日本がん看護学会では、がん患者への標準化したリンパ浮腫予防のための患者教育・指導が実施できる看護師の育成を目的として2008年より研修を実施し、今年2年目を迎えました。
昨年、参加された受講生の皆様からは、自己の目標が達成され、今後の活動に役立つとの評価をいただきました。また、昨年度協力頂きました研究や多数の意見を元に、研修期間や内容を吟味し、昨年の8日間の研修期間を6日間に短縮し、さらに今年度は、研修会場を関東と関西に分散させたことにより、定員を30名から60名とし、より参加しやすい環境を整えました。
学会員の皆様が広く本研修プログラムに参加してくださることを期待しております。
この研修プログラムでは、リンパ浮腫の予防的介入を主眼に、以下の5つを目的とします。
- がん治療に続発するリンパ浮腫の特性,治療、およびリンパ浮腫が患者にもたらす身体・心理社会的影響に関する知識を理解し、それらを看護援助に応用する能力を養う。
- リンパ浮腫に対する複合的理学療法の原理を理解し、それらに基づいて簡易リンパドレナージ法を患者および家族に指導できる実践能力を養う。
- 患者教育・指導の基本的原則を理解し、患者が主体的にリンパ浮腫の予防行動に取り組むことを促すための個別的かつ包括的な看護実践を提供する能力を育成する。
- がん治療に続発するリンパ浮腫を早期発見し効果的な軽減を図るために,他職種およびリンパ浮腫ケア専門家をすみやかに活用できる能力を育成する。
- リンパ浮腫の予防に関する患者教育・指導に対する知識、技術の普及に貢献できる能力を育成する。
2.研修の概要
本研修では、多数の学会員の皆様が研修に参加できるように、6日間の研修のうち前半の3日間は、講義形式を中心とする東京会場での全体研修、後半の3日間は実技やロールプレイを中心に行う地区別研修を関東(東京)と関西(京都)に分けて行います。
- 日程および講義概要:6日間(48時間+自己学習16時間)下記参照下さい。
- 研修参加者の条件
- がん患者の看護に関する臨床経験を有する看護師で日本がん看護学会会員
- 臨床経験5年以上
- 全プログラムに参加できる方
- 場所
- 1~3日目:受講生全員を対象とする合同研修
聖路加看護大学
〒104-0044 東京都中央区明石町10-1 - 4~6日目:関東、関西の地区別研修
<関東地区>聖路加看護大学
<関西地区>キャンパスプラザ京都(JR京都駅ビル駐車場西側)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る
- 1~3日目:受講生全員を対象とする合同研修
- 参加費用:80,000円
受講決定者には返信用はがきに口座番号が記載されますので、10月26日までに指定口座にお振込みください。なお、振り込み手数料は各自ご負担ください。 - 定員:計60名程度(関東地区30名、関西地区30名)
尚、申し込み多数の場合は、先着順とさせて頂きます。 - 申し込み方法
往復はがきに【1】氏名(ふりがな)、【2】会員番号、【3】勤務先、【4】勤務先住所と電話番号、【5】自宅住所と電話番号、【6】E-mailアドレス(必須)とFax番号、【7】地区希望(関東または関西)を明記し、返信用に御自分の氏名、住所を記入し、下記の宛先へ郵送にてお申し込み下さい。ご希望の会場が定員に達している場合、他方の地区 での研修に参加可能かについてご相談する場合があります。リンパ浮腫ケア研修会申込先:〒104-0044 東京都中央区明石町10-1
聖路加看護大学看護実践開発研究センター 矢ヶ崎香 宛 - 申し込み期間:
2009年8月20日~2009年9月10日迄(消印有効)
2009年8月20日~2009年10月15日迄(消印有効)
*締め切り期間を延長しました。
*定員に達し次第、受付を終了させて頂きます。
| 日程 | 講義概要 | ||
|---|---|---|---|
| 1日目 | 合同(東京) | 1.リンパ浮腫の起因となるがんの病態と治療 -主な疾患の専門的理解を深める- 2.リンパ浮腫の病態生理と治療 -リンパ系について、リンパ浮腫分類などを理解する- |
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| 10/30(金) | |||
| 2日目 | 10/31(土) | 3.リンパ浮腫を続発した患者の理解と看護の役割 -がん治療後にリンパ浮腫を続発した患者と看護の役割について理解する- 4.患者の対処行動を支援する看護の展開(1) -複合的理学療法の概要とスキンケアの重要性について- |
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| 3日目 | 11/1(日) | 4.患者の対処行動を支援する看護の展開(2) -患者のセルフケア能力を高める援助方法について学ぶ- |
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| 4日目 | 関東(東京) | 関西(京都) | 4.患者の対処行動を支援する看護の展開(3) -複合的理学療法の4要素とセルフドレナージの修得- |
| 11/21(土) | 11/27(金) | ||
| 5日目 | 11/22(日) | 11/28(土) | 4.患者の対処行動を支援する看護の展開(4) -リンパ浮腫予防のエビデンスに基づく日常生活の予防行動などについて学ぶ- |
| 6日目 | 11/23(月・祝) | 11/29(日) | 5.事例展開 -がん治療後の患者に対して,リンパ浮腫のマネジメントに必要な知識、技術、情緒的サポートを包括した継続的支援を展開する- |
【研修企画・運営組織】日本がん看護学会教育研究活動委員会
○教育研究活動委員
小松浩子(委員長)、井沢知子、奥朋子、増島麻里子、矢ヶ崎香
○リンパ浮腫コアメンバー
荒井よう子、和泉秀子、植田喜久子、角谷博美、片山美豊恵、苅安真佐美、木村恵美子、酒井裕美、作田裕美、高橋由美子、高西裕子、戸田れい子、冨田英津子

