日時:平成21年2月7日(土)13時00分~14時15分
場所:沖縄コンベンションセンター
1.平成20年度の報告
1.理事会・評議員会報告
平成20年度理事会:5回の理事会および5回の書面理事会を開催した。
平成20年度評議員会:平成20年2月6日(金)に評議員会を開催した。
2.庶務報告
■会員数
| 正会員 | 準会員 | 賛助会員 | |
|---|---|---|---|
| 会員数 | 3,529 | 32 | 1 |
■会員動向
| 正会員 | 準会員 | 賛助会員 | |
|---|---|---|---|
| 入会者数 | 666 | 7 | 0 |
| 退会者数 | 255 | 0 | 0 |
3.事業報告
1.第23回日本がん看護学会学術集会
- 開催日:平成21年2月7日(土)~2月8日(日)
- テーマ:ゆい(結い)を深めるがん看護
- 会場:沖縄コンベンションセンター
- 学術集会長:那覇市立病院 副院長兼看護部長 中森えり
2.市民公開講座
- 開催日:2009年2月7日(土) 18:00~19:30
- テーマ:国民の視点に立ったがん医療・がん看護を考える
- 会場:沖縄コンベンションセンター 会議棟A1
- 共催:日本緩和医療学会
3.編集委員会
- 日本がん看護学会誌22巻1号および2号を発刊した。
- 専任査読委員の増員
新たに34名の会員から承諾を得て委嘱を行い、専任査読委員は合計110名となった。 - 学会誌発行回数の増加
投稿論文数が増加しているため、現行の年間2回(1号:7月、2号:12月)の発行を、3回(1号:5月末、2号:9月末、3号:12月末)に増やすことにした。 - 投稿規程の変更
投稿規程の見直しを行い,以下の点について変更することにした。- 論文の種類:現行の「総説」「原著」「研究報告」「資料」「その他」に、「短報」を加えた。
- 論文の定義と原稿枚数:「研究報告」の定義を“原著論文には及ばないが、意義ある研究成果が得られており、がん看護の発展に寄与すると認められるもの”とし、原稿枚数を8枚から14枚にする。「短報」の定義は、“原著研究の短報、方法の改良や創意工夫、研究上の問題提起に関する論文などで、速報性の高いもの”とし、原稿枚数4枚とする。また、「資料」について、現行の定義に“公表の意義ある実践報告など”を加えた。
- 抄録について:「研究報告」にも和文・英文の抄録をつけることにした。
- 原稿にキーワードをつける。
- 学会誌の電子ジャーナル化についての検討
現在、医中誌に掲載されていることやJ-Stage等の利用可能性があるため再検討することになった。
4.教育・研究活動委員会
- がん看護専門能力獲得支援
- 会員を対象としたがん看護アドバンスドセミナーを学術集会前日に開催した。
- 学術集会の参加者を対象に8つのテーマで教育セミナーを開催した。
- リンパ浮腫ケアに関する教育研修として「リンパ浮腫の患者教育・指導に資する看護師の研修プログラム」のためのリーダー研修会及びリンパ浮腫の予防に対する患者教育・指導に資する看護師研修を実施した。
- がん看護領域における専門看護師および認定看護師の継続的なキャリアアップ支援
「認定看護師としてのキャリアの積み上げ方」及び「がん診療連携拠点病院 専門分野における質の高い看護師育成事業ならびに院内のがん看護教育、研修に関するOCNSによる企画支援」の企画支援し学術集会中に開催した。 - 日本版がん看護コアカリキュラムの検討
- OCNSへのインタビューおよび理事会で意見聴取を行った。
- 第23回日本がん看護学会学術集会で交流集会を開催し、学会員から意見聴取した。
- 日本がん看護学会表彰に関する提案
学術奨励賞(研究部門、教育・実践部門)、学会賞(本学会での貢献への表彰)を提案した。 - その他
- 国立がんセンターがん対策情報センターによる「がん看護に強い看護師の実務研修担当者ワークショップ」への協力。
- 有限責任中間法人 小林がん学術振興会への本学会の教育活動への助成申請。
5.会員・会則委員会
- ホームページのコンテンツの更新と新規作成
- ホームページ画面修正に向けた検討と修正
- 日本がん看護学会会則、諸規程の修正
6.国際活動委員会
- メトロミネソタとの共同研究の連絡調整
2008年4月に「日本がん看護学会および米国がん看護学会メトロミネソタとがんサバイバーに関する共同研究」について、研究参加者の本学会員7名と国際活動委員会委員3名、米国の研究参加者と会議をもち、研究を進めている。 - ISNCCとの連携
- Regional(Far East and Australasia)Director、Membership Development and Communications、Research and Evidence-based practice Committeeの委員会委員として活動した。
- 次回の国際がん看護学会は2010年3月7日~11日にアメリカのアトランタで開催することが決定した。
7.特別関心活動グループ(SIG)委員会
- SIGテーマグループの活動支援
- SIGに関する広報活動(リーフレットの作成、配布)
- 参加登録の管理
- 13テーマグループと1待機グループ更新
- テーマグループの活動状況の把握と計画の推進に向けた支援
- 活動助成事業(1テーマグループあたり15万円以内の助成)
- SIGテーマグループ代表者交流会を開催
平成20年11月8日に(土)テーマグループ代表者交流会を開催した。 - SIGシンポジウム開催
平成20年11月8日(土)に「 がん看護最前線!私たちの専門性を伝えたい」というテーマでシンポジウムを開催し、117名(内会員47名)が参加した。 - テーマグループの活動内容のホームページへの掲載
- テーマグループ別の参加登録状況
平成20年12月末日現在の参加登録者は、360名である。 - 第23回日本がん看護学会学術集会におけるSIG交流フォーラムの開催
8.がん看護技術開発特別委員会
- 外来化学療法看護の標準化
- 文献レビューにもとづいて「外来がん化学療法看護の手引き(案)」を作成した。
- 外来がん化学療法業務に携わる看護師11名(認定看護師・専門看護師および管理者)へのフォーカスグループインタビューを実施し、作成した「手引き」の内容や臨床への適用可能性などを吟味して加筆・修正を行った。
- がん拠点病院および関連病院の外来がん化学療法部門で、「外来化学療法看護の手引き案」に基づく看護介入のパイロットスタディを計画している。
- 「リンパ浮腫予防のためのセルフケア指導教育の技術」
教育・研究活動委員会で行った「リンパ浮腫の予防に対する患者教育・指導に資する看護師研修」に参加し、研修内容の把握と今後の診療報酬再評価にむけた課題の明確化を行った。今後「リンパ浮腫予防のための指導」の現状調査の必要性が明らかになった。
9.日本看護系学会等社会保険連合(看保連)
- 平成20年度診療報酬改定について
診療報酬改定で、本学会として提案した「リンパ浮腫予防のためのセルフケア指導教育」は、乳がん、卵巣・子宮がん、前立腺がん手術患者に対して入院中100点の診療報酬が認められた。 - 看保連総会(4月)、看護技術検討委員会(10月)に参加した。
10.日本看護系学会協議会
- 日本看護系学会協議会 第9回・第10回シンポジウム開催
- 日本看護系学会協議会役員
- その他協議会活動の推進
11.Chemotherapy and Biotherapy Guidelines and Recommendations for Practice(ONS編集)翻訳に関する事業
米国がん看護学会発行の標記第2版の翻訳作業が終了し、学術集会で販売されることが報告された。
12.がん放射線療法看護認定看護師分野特定
平成20年5月にがん放射線療法看護認定看護師分野が特定されたこと、京都府看護協会が日本看護協会に教育課程を申請し承認されたこと、本年9月より認定教育が始まることについて報告された。
13.日本がん看護学会におけるNursing Science Café事業
Nursing Science Café事業は、日本看護系学会協議会による要請に基づき、今回の学術集会から取り組むことが報告された。
- 目的:がん看護学における研究者・実践者の研究の取り組みについて、一般市民への周知と理解を図るために、がん看護研究のトピックスを取り上げて紹介し、市民との対話を通して今後の看護学研究ならびに実践の示唆を得る。
- テーマ:代替療法の看護学研究を通して語り合おう
- 開催日:2009年2月7日(土)17:00~17:45
- 会場:沖縄コンベンションセンター 会議場A3
2.平成21年度の事業計画
- 第24回日本がん看護学会学術集会の開催
- 日本がん看護学会誌23巻1号・2号・3号の発行
- がん看護専門能力獲得支援
- がん看護領域における専門看護師および認定看護師の継続的なキャリアアップ支援
- リンパ浮腫ケアに関する研修事業
- 日本版がん看護コアカリキュラムの検討
- 日本がん看護学会ホームページの充実
- 特別関心活動グループ(SIG)活動の充実
- がん看護に関する国際活動
- 診療報酬につながるがん看護技術の開発
- 日本看護系学会協議会の活動推進
- 日本がん看護学会における表彰に関する事業
- その他
3.その他
1.日本がん看護学会表彰規程
「日本がん看護学会表彰規程」「日本がん看護学会学術奨励賞選考に関わる内規」「日本がん看護学会 学会賞選考に関わる内規」が承認された。
日本がん看護学会表彰規程
(目的)
- 第1条
- 日本がん看護学会は、日本がん看護学会会則第4条第6項に基づく事業として、がん看護の発展と向上に寄与する業績のあった会員の表彰を以下の規程に基づいて行う。
(種類)
- 第2条
- 本規程による表彰の種類は次のとおりとする。
- 1 日本がん看護学会 学術奨励賞 研究部門
- 2 日本がん看護学会 学術奨励賞 教育・実践部門
- 3 日本がん看護学会 学会賞
- 4 その他理事会で特に認めた賞
(選考手続き)
- 第3条
- 表彰の選考に関わる内規は、別に定める。
(選考委員会の設置)
- 第4条
- 理事長の諮問に応じ、第2条の表彰を受ける者の選考に関わる委員会を置く。
(選考の決定)
- 第5条
- 選考の決定は、理事会において行う。
(選考結果の公表)
- 第6条
- 表彰は、原則として総会で行う。
(改廃)
- 第7条
- この規程および選考内規の改廃は、理事会の承認を得なければならない。
付則
1. この規程は、平成21年2月7日から施行する。
日本がん看護学会学術奨励賞選考に関わる内規
(目的)
- 第1条
- この内規は、日本がん看護学会表彰規程第1条に基づき、「日本がん看護学会学術奨励賞」の選考について定める。
(選考対象)
- 第2条
- 研究部門の選考対象は、本学会誌に掲載された原著論文で選考日よりさかのぼって1年間に発刊されたものとする。教育・実践部門の選考対象は、選考日よりさかのぼって1年間の教育・実践があったもので、所定の申請用紙により申請のあったものとする。
(選考委員の構成)
- 第3条
- 選考委員は、学会誌編集委員長ならびに教育・研究活動委員長と、その他理事長の推薦による会員若干名とする。
- 2 委員長は、委員会において互選する
(選考基準)
- 第4条
- 選考委員会は、毎年12月に開催する。
- 2 委員会は、研究部門においては、対象となる原著論文について、以下の基準で選考し、受賞候補論文1編を選出する
【基準】- 独創性
- 得られた知見の発展性
- 論文の一貫性と完成度
- 3 委員会は、教育・実践部門においては、申請された申請書を以下の基準で選考し、受賞候補となる個人または団体を選出する
【基準】- 活動の成果
- 活動の継続性
- 活動の発展性および将来性
- 4 委員長は、研究部門の受賞候補論文の筆頭著者と、教育・実践部門の受賞候補者を理事会に提案する
(手続き)
- 第5条
- 選考に必要な庶務は、日本がん看護学会事務局の所轄事項とする。
(改廃)
- 第6条
- この内規の改廃は、選考委員会の議を経て、日本がん看護学会理事会で行う。
付則
この内規は、平成21年2月7日から施行する。但し、施行初年度に限っては、第2条(選考対象)の研究部門においては、選考日よりさかのぼって過去3年間にすることができる。
日本がん看護学会 学会賞選考に関わる内規
(目的)
- 第1条
- この内規は、日本がん看護学会表彰規程第1条に基づき、「日本がん看護学会 学会賞」の選考について定める。
(選考対象)
- 第2条
- がん看護の向上ならびに発展と本学会活動において、著しい貢献のあった者を対象とする。
(選考委員の構成)
- 第3条
- 選考委員は、学会誌編集委員長ならびに教育・研究活動委員長と、理事長の推薦による会員若干名とする。
- 2 委員長は、委員会において互選する
(選考基準)
- 第4条
- 選考委員会は、毎年12月に開催する。
- 2 委員会は、以下の基準で選考し、受賞候補者1名を選出する
【基準】- がん看護に関する著しい業績および貢献によって本学会の発展に寄与した者
- 本学会の運営に著しく功績のあった者
- 3 委員長は、委員会で選出された学会賞受賞候補者を理事会に提案する
(手続き)
- 第5条
- 選考に必要な庶務は、日本がん看護学会事務局の所轄事項とする。
(改廃)
- 第6条
- この内規の改廃は、選考委員会の議を経て、日本がん看護学会理事会で行う。
付則
この内規は、平成21年2月7日から施行する。
2.会則の一部改正
会則で用いる用語や表記の統一を目的として、何章、何条を算用数字、何項を漢数字に統一、西暦から元号に変更するなど、会則の一部を改正することが承認された。
3.第25回日本がん看護学会学術集会会長の推薦
第25回日本がん看護学会学術集会会長候補者として、兵庫県立がんセンター副院長兼看護部長 安部陽子氏が承認された。

